匂いがわからない
匂いがわからない時は、お早めにご相談ください
内視鏡(ファイバースコープ)などで原因を調べます
「風邪を引いた後から匂いに鈍感になった」「長期間、匂いがしない状態が続いている」「味覚がぼやけて、食事を美味しく感じない」「鼻から嫌な匂いがしてくる」など、こうした症状をお感じの際は、尼崎市武庫之荘にあるほんじょう耳鼻咽喉科クリニックへお早めにご相談ください。医師が鼻腔を肉目、また内視鏡(ファイバースコープ)を用いて原因を調べます。
嗅覚異常が単なる鼻づまりなのか、それとも神経や脳の異常なのかを調べるために、上記の検査以外にも鼻腔通気度検査(鼻の通りをみる)、CT検査、血液検査を行うこともあります。
嗅覚異常(匂いがわからない)を引き起こす病気
アレルギー性鼻炎
アレルギー性鼻炎とは、アレルゲンと呼ばれる原因物質により引き起こされる症状で、くしゃみ、鼻づまり、鼻水などが症状として現れます。1年中続く「通年性アレルギー」と、花粉飛散時期に集中する「季節性アレルギー」に分けられます。
通年性アレルギーでは埃やハウスダストが主な原因で、季節性アレルギーでは花粉が代表的なアレルゲンとして知られています。
副鼻腔炎(蓄膿症)
副鼻腔炎とは、副鼻腔と呼ばれる空気の通り道で炎症が起こる病気です。しばしば慢性化することがあり、慢性副鼻腔炎(蓄膿症)という状態になります。
代表的な症状として、大量の鼻水、持続的な鼻づまり、嫌な匂いがする、嗅覚低下といった症状が現れます。
鼻茸(鼻ポリープ)
副鼻腔炎の炎症産物として生じる「鼻ポリープ=鼻茸(はなたけ)」があります。鼻粘膜の奥の方に、ブヨブヨした炎症性のできもののことを指します。形やサイズは様々で、小さくポツポツできる場合や、巨大化することもあります。
できものの形がキノコに似ていることから、こうした病名が付けられています。
小さいうちは無症状のため、進行に気づきにくいことが特徴です。巨大化してくると鼻の通り道を物理的に塞いでしまうため、徐々に鼻づまりや嗅覚低下を引き起こし、頭痛の原因になることがあります。
嗅覚障害
鼻は匂いを感じるための感覚器官です。ここに障害が起きると匂いがわからなくなり、嗅覚異常という状態となります。
嗅覚障害を引き起こす原因として「慢性副鼻腔炎」「アレルギー性鼻炎」「鼻茸による閉塞」「風邪」、最近では「コロナウイルス感染などが考えられています。
新型コロナウイルス感染症による嗅覚異常
嗅覚異常の主な原因は以上の通りです。
ですが、近年大流行している新型コロナウイルス感染症でも、嗅覚異常が引き起こされると報告されています。まだまだ判明していない症状も多くありますが、嗅覚異常、味覚異常は感染者の40%程度で生じていると言われています。
万が一の場合を考え、感染拡大防止の観点から、嗅覚異常をご相談される際は、一度お電話でご連絡ください。