MENU

CLINIC

MEDICAL

電話番号

順番予約

問診票
ダウンロード

声がかれる

HOME > 声がかれる

声がガラガラ・しわがれる・かすれる

原因不明の声の異常があればすぐにご相談ください

「声がガラガラになる」「しわがれる」「かすれる」「弱々しくなる」といった症状がありましたら、すぐに尼崎市武庫之荘にあるほんじょう耳鼻咽喉科クリニックへご相談ください。
声の異常には様々な程度がありますが、こうした声の異常を医学的には「嗄声(させい)」と言います。

声は、のどにある声帯という部分を震わせることで出しています。声帯は左右2本あり、息を吸い込む時には開いて空気を通し、声を出す時には閉じるようになっています。息を吐く時に声帯の形を変えて震わせることで、様々な声を出すことができます。
この声帯に異常があると、上手く震わせることができず、普段と違う声が出ることになります。風邪を引いた時や、声変わりの時に声がかすれるというのがイメージしやすいと思いますが、こういった状況ではない場合、声帯に異常が起きている可能性があります。
声帯ポリープ、声帯結節、喉頭がんの可能性もありますので、原因がわからない声の症状がある方は、早めに耳鼻咽喉科を受診するようにしましょう。

声のかれを引き起こす病気

声帯ポリープ

歌手や講師など声を使う職業の方、カラオケやスポーツ観戦などで大きな声を出す機会が多い方、喫煙をする方に多いとされています。
大きな声を出し続けることや、風邪や喫煙による炎症が起きることで、声帯の粘膜が充血を起こし、それが続くと血腫という血の塊ができます。声帯を休めることで自然軽快することもありますが、繰り返すことでポリープとなります。

ポリープが邪魔になって声帯を上手く閉じられず、振動できなくなることで声の異常が起きます。主な症状としては、のどの違和感や声のかすれがあります。息が漏れるような声になることや、声を出している途中で声が止まってしまうこともあり、稀ではありますが、呼吸困難が起こることもあります。

声帯結節

声帯ポリープと同様に、声を使う職業の方や、大きな声を出す機会が多い方によく見られます。お子さんに生じることもあります。
ポリープと似ていますが、厳密には異なるものです。声帯に負担がかかり続けることで、声帯がむくみ、線維化することで「ペンダコ」のようなしこりができます。
声帯を閉じられず、振動ができなくなるのは声帯ポリープと同様です。日ごとに声の調子が変わりやすく、空気が漏れるような声になるケースや、長い時間話していると声が出にくくなるケースが多いとされています。のどの痛みが出ることもあります。
お子さんの場合は「小児結節」と言われ、やはり大声を出すことが影響しますが、成長して声変わりをする時期には自然に治ることもあります。

喉頭がん

飲酒や喫煙が深く関係していて、特に長期間の喫煙が発がんに影響しています。中年以降の男性に多く、耳鼻咽喉科では最も多いがんの1つと言えます。
声のかすれやのどの違和感、飲み込みにくさなどがある場合、内視鏡(ファイバースコープ)で声帯付近を観察し、喉頭がんの可能性がないか確認します。

喉頭がんは「声門上がん」「声門がん」「声門下がん」に分類され、症状の出やすい声門がんは早期に発見されることが多いものの、声門上がんや声門下がんは症状が出にくく、がんが進行してから見つかることもあります。
早期のがんでは放射線治療や口からの手術が選択できますが、進行がんでは喉頭全摘術(こうとうぜんてきじゅつ)を行うことが多く、この場合は声を出す機能は失われてしまいます。