味覚障害・嗅覚障害
味覚障害でお困りではありませんか?
- 味がわからない
- 味を感じにくい
- 食べてなくても口の中で不快な味がする
- 食べ慣れた食事の味が不味く感じる
など
このような症状にお困りの方は、尼崎市武庫之荘にあるほんじょう耳鼻咽喉科クリニックへご相談ください。これらの症状が当てはまる場合、味覚障害が疑われます。
味覚障害について
味覚障害とは?
味覚障害とは、味を正しく知覚できなくなった状態です。「味がしない」「味がわかりにくい」といった味覚の低下から、「何も食べてないのに口の中が不味い」「いつもの食事が不味く感じる」といった異常味覚の出現まで様々です。
「いずれ良くなるだろう」「疲れが原因だろう」と放置されやすい症状ですが、早めの治療が高い効果を挙げやすいと言えますので、気になる症状がある方は一度当院へご相談ください。
主な原因
味覚障害の原因は、加齢による変化から、食生活の変化による亜鉛不足、嗅覚障害の影響を受けたもの、舌の異常など様々です。近年では特に、食生活の変化・乱れによる亜鉛不足が問題となっています。
日本人に不足している亜鉛
食生活が乱れることで亜鉛が不足すると、味をキャッチする細胞である「味蕾(みらい)」の新陳代謝(細胞の入れ替わり)が低下し、結果として味覚障害に繋がると考えられています。
味蕾は新陳代謝が活発な細胞ですが、亜鉛の不足により身体を作るタンパク質やDNAの合成が阻害されてしまうと、味蕾細胞の新陳代謝も低下するため、味覚障害に繋がります。
味覚障害の検査
ろ紙ディスク法
「甘い」「辛い」「酸っぱい」「苦い」という4種類の味成分を染み込ませた「ろ紙」を舌の上に乗せて、それぞれの味を正しく認識できるかを評価する検査です。味をどの程度知覚できるか、どの味を認識できているかなどで症状の程度を判断します。
味覚障害の治療
検査によって味覚障害の原因となる病気が見つかれば、その病気の治療を行って味覚障害の改善をはかります。亜鉛不足が原因であれば、亜鉛を補充する薬剤を処方します。その他、普段飲んでいる薬の影響から味覚障害が現れている場合もありますので、その場合は主治医と相談のうえ、量や種類を変更して対応いたします。
嗅覚障害でお困りではありませんか?
- 匂いを感じにくい
- 匂いがわからない
- いつもと違う匂いに感じる
- 今まで平気だったものが臭く感じる
- 軽い悪臭にも耐えられない
など
このような症状にお困りの方は、尼崎市武庫之荘にあるほんじょう耳鼻咽喉科クリニックへご相談ください。これらの症状が当てはまる場合、嗅覚障害が疑われます。
嗅覚障害について
嗅覚障害とは?
嗅覚障害とは、匂い正しく知覚できなくなった状態です。「匂いを感じにくい」「匂いを感じない」といった嗅覚の低下から、「いつもと違う匂いに感じる」「平気だったものが臭く感じる」などの嗅覚錯誤、「軽い悪臭にも耐えられない」といった嗅覚過敏まで、幅広く存在します。主な原因
原因として最も多いとされているのは、副鼻腔炎(蓄膿症)やアレルギー性鼻炎など、鼻の病気の存在です。全体の6割を占めると言われています。
亜鉛不足も原因の一つです
味覚障害の原因としてよく知られる「亜鉛不足」ですが、実は嗅覚障害の原因となることもあります。
嗅覚障害の検査
静脈性嗅覚検査(アリナミンテスト)
静脈性嗅覚検査(アリナミンテスト)とは、アリナミンを静脈に注射してから、ニンニク臭(タマネギ臭)を感じるまでの時間と、どれだけ持続的に匂いを感じるかを測定する検査です。嗅覚が正常かどうかを判定します。
レントゲン検査
慢性的な副鼻腔炎があると、鼻呼吸が障害され、匂いが嗅細胞まで届かない場合があります。その場合はレントゲン検査を行い、副鼻腔の形状の確認と、膿の溜まり具合の確認を行います。
嗅覚障害の治療
検査により、副鼻腔炎やアレルギー鼻炎などの原因疾患があると診断された場合は、それらの疾患の治療を行います。亜鉛欠乏がみられる場合は、亜鉛入り健胃薬を処方して亜鉛の補充を行います。
嗅覚障害の治療で最も効果が高いとされているのが、ステロイド薬の点鼻です。鼻腔内の炎症を抑えることで、匂いの通り道を確保し、嗅細胞まで匂いが届くよう働きかけます。その他、患者様の状態に合わせてビタミン剤、血流促進薬、漢方薬を使用する場合もあります。
発症から時間が経てば経つほど、治療効果も出づらくなりますので、異変を感じた場合はなるべく早く受診されることをおすすめします。